日本版AAAS設立準備委員会会則

(2021年1月5日承認)

1. 目的と理念

日本版AAAS設立準備委員会(以下委員会)は、人類の福祉向上と持続的な繁栄を目的に、対話を通じた科学技術の振興を目指す日本版AAASの設立を目的に設置します。分野、組織、職種・職階、世代の垣根を超えて誰もが参加することができ、未来へ向けた自由闊達な意見・情報の交換が促進されるよう、運営の理念として「多様性の尊重」、「科学の尊重」、「民主的な運営」の3つの柱を掲げています。

2. 日本版AAAS設立準備委員会委員長

日本版AAAS設立準備委員会初代委員長(以下委員長)は小野悠と馬場基彰とし、2021年3月末日を任期とします。次期委員長の選出方法は委員総会で決定します。

3. 構成

委員会の目的を達成するために、以下の組織を設置します。

(1)全体会議
全体会議は、事業全般の情報共有および意見交換を行います。

(2)委員総会
委員総会は、事業全般の情報共有および意見交換、並びに審議事項の決議を行います。

(3)運営会議
運営会議は、事業全般の企画調整および審議事項の決議を行います。

(4)設立戦略チーム
設立戦略チームは、日本版AAASの設立に関わる運営・戦略・経営業務など運営に関わる全業務を行います。

(5)ワーキンググループ
本会の目的と理念に沿って、特定のテーマに関する検討および事業推進を目的に、ワーキンググループ(WG)を設置することができます。

4. 日本版AAAS設立準備委員

日本版AAAS設立準備委員(以下委員)は、委員からの推薦、希望者からの自薦等により、法令・社会規範・倫理および本会の行動規範と照らし、積極的な参加意思を持つ者を運営会議が承認します。
委員は、設立戦略チームまたはワーキンググループに属し、委員総会の議決権を有します。

5. 行動規範

委員は委員会の運営理念である「多様性の尊重」、「科学の尊重」、「民主的な運営」を心がけます。人種、性、国籍、地位、思想、宗教などによって個人を差別せず、自由と人格を尊重します。科学に関わる者としての社会における使命と責任を自覚し、社会と建設的な対話を行い、科学技術の振興に積極的に取り組みます。

6. 運営

(1)全体会議
全体会議は、全設立準備委員と全賛同者で構成します。

(2)委員総会
委員総会は、全設立準備委員で構成します。委員総会は、委任状を含めて全構成員の3分の2以上の出席で成立します。また、出席した構成員の過半数をもって決議します。委員総会は、委員長が必要と認めた時に招集し、開催します。緊急を要する事項については、メールやSlackなどによる報告・審議・決議により委員総会の開催に替えることができます。

(3)運営会議
運営会議は、委員長、設立戦略チーム構成員、ワーキンググループリーダーで構成します。運営会議は、委任状を含めて全構成員の3分の2以上の出席で成立します。また、出席した構成員の過半数をもって決議します。運営会議は、委員長が月1回程度招集し、開催します。緊急を要する事項については、メールやSlackなどによる報告・審議・決議により運営会議の開催に替えることができます。

(4)設立戦略チーム
委員長2名が、設立戦略チームを代表し、業務の取り纏めを行います。設立戦略チームの構成員は、委員からの推薦、希望者からの自薦等により、所属、分野、性別、年齢等のバランスを考慮し、委員総会が決定します。構成員は、委員長のもと、責任をもって担当運営業務を遂行します。

(5)ワーキンググループ(WG)
WGの設置は、委員からの提案により、運営会議が決定します。WGの構成員は、委員からの推薦、希望者からの自薦等により、運営会議が決定します。
リーダー(1名)は、WGを代表し、業務の取り纏めを行います。また、運営会議に参加し、定期的に活動の報告を行い、必要時には、運営会議での決議に従い、WGに関連する活動の推進等を行います。
サブリーダー(1名以上)は、リーダーを補佐し、リーダーが職務に就けない場合に、その職務を代行します。その他の構成員は、リーダー、サブリーダーのもと、WG活動に積極的に協力、参加します。
WGは、構成員の多数決による決議を行うことができます。

7. 委員の辞任・除名

委員は、運営会議に辞任を希望する旨を伝えることにより、任意に辞任することができます。委員が次のいずれかに該当するに至ったときは、運営会議の決議によって弾劾・除名することができます。この場合、弾劾を受けた委員は、次の運営会議までに抗弁を行うかどうか決めることができます。2回目の運営会議までの間、当該委員の議席は凍結されます。抗弁を行わない場合は除名され、抗弁を行った場合は運営会議の決議によって除名されるか否かが決定されます。

(1)法令・社会規範・倫理に違反したとき。

(2)本会の行動規範に違反したとき。

(3)本会の名誉を傷つけ、または目的に反する行為をしたとき。

(4)その他除名すべき正当な事由があるとき

8. 賛同者

「設立の趣旨(暫定版)」に賛同し、自ら希望することで賛同者になることができます。賛同者は、委員会の活動情報を受け取ったり、委員会の運営に対して意見を述べることができます。

9. 会則の改正

本会則の改正は、委員総会の審議に基づき、その承認により行います。