ワーキンググループ(wg)紹介
日本版AAAS設立準備委員会では、発足にあたり、いくつかのワーキンググループ(WG)を立ち上げます。当委員会の委員は、これらWGのうち少なくとも1つのWGに属し、当委員会の運営と正式な会の設立に向けた活動に参加することになります。当委員会で委員として活動することをご希望される方は、ご希望のWGをご検討いただいた上で、ぜひ以下のボタンからご応募ください。なお、特にご希望のWGが無いという方は「総合WG」をご選択ください。皆さまの積極的なご参加をお待ちしております。
イベントWG
目的 | 日本版 AAAS の使命である対話を通じた科学技術の振興を目 指し、対話の場として科学をテーマとする様々なイベントを 企画し、開催することが目的です。イベントの中で、設立準備 委員や賛同者、また賛同いただいていない方々も含め、科学に 関わる様々な人々が対話し、科学技術の振興のために何をす るべきか議論し、仲間を集め、実際に行動することを促しま す。また、イベントの具体的なアイデアや動機を持つ人が、実 際に企画・開催していくための受け皿になります。 |
具体的な活動 | 社会と科学という大きな観点で開催される総会ではカバーで きない個別のトピックを対象として、対話イベント(交流会)、 市民科学イベント、講演会、日本版 AAAS 賛同者を対象とし た勉強会、学術発表等を企画・開催します。また、日本版 AAAS 賛同者から提案があれば、委員として WG に入ってもらい、 それを WG メンバーと一緒に実現していきます。 |
求める人材 | ・対話を通じた科学技術の振興全般に広い関心を持つ方 ・イベントの具体的なアイデアや動機を持つ方 ・イベント企画の経験者、アウトリーチ活動に関心を持つ方 |
研究環境改善WG
目的 | 日本の科学を取り巻く環境・仕組みの改善を目指します。特に、日本の科学の危機の大きな原因と考えられているキャリアパス問題、基盤的研究費の問題などについて、サステイナブルなグランドデザインを検討・提案し、抜本的改善を試みます。 |
具体的な活動 | ・研究関連キャリアパス問題の本丸は、身分の安定性であると考えられます。身分の安定性を向上させつつ、若手・中堅が将来の見通しを持つことができ、モチベーションが高く保たれ、適材適所の人材配置がなされるようなキャリアパスの仕組みを検討します。 ・現在、「選択と集中」のための競争において、資源、特に研究費の配分が最適な方法で行われているとは言えません。より適切で納得感の高い評価方法の検討、研究活動の多様な評価軸の検討など、最適な研究費の配分方法について検討・議論し、改善を目指します。 ・研究・教育以外の業務で忙殺され、本来、集中すべき仕事に集中できない状況があります。分業を促進する仕組みを導入するなどにより、この状況を改善することを目指します。 ・研究環境改善の仕組みの検討・提案だけでなく、行政に関わる方々(政治家や官僚など)との対話(いわゆるアドボカシー)を進めつつ実現を目指します。 |
求める人材 | ・現在の日本の科学をとりまく環境に疑問を持っており、これを改善したいというモチベーションの高い方。 ・行政とのオープンな対話を通じて、様々な仕組みを改善することに興味を持って活動できる方。 ・提案資料のパワーポイントファイル作成などで、ポンチ絵作成が得意な方。 |
リサーチWG
目的 | 日本版 AAAS のミッションの一つである「集合知の可視化」を始めとする各種のリサーチ活動を実施するワーキンググループ です。当会のミッションを達成するための調査活動を統括し、調査テーマ の募集、実施、結果の公表などを行います。 |
具体的な活動 | 社会で問題となっている課題や当会の委員が問題意識を持つ様々な課題を調査対象とします。例えば、社会で重要な問題となっているコロナ関連の案件(PCR検査をどの程度行うべきか、経済活動と感染抑制対策のバランスはどうあるべきかなど)について関連分野の専門家の意見を聴取したり、専門家にアンケート調査を行うなどして、科学コミュニティの集合知を可視化することなどが検討されています。他に、調査対象となる可能性のあるものとして、科学関係者のキャリアパスやワークライフバランス、科学者とそれを取り巻く社会についての意識などのほか、各国の研究・教育行政、コロナ禍におけるリモート授業の実態などがあります。得られたデータ・結果は当会のホームページやジャーナルなどで公表します。 |
求める人材 | ・上記のような一連の調査・研究を行うことができる方。 ・科学コミュニティとそれに関わる社会について問題意識を持ち、自らも積極的に調査を行うモチベーションを持つ方。 ・調査結果について、一般社会へ向けてのわかりやすい情報発信と双方向コミュニケーションを行うことのできる方。 |
広報・アウトリーチWG
目的 | 日本版 AAAS の活動について幅広い対象に向けて広報・アウトリーチを行うワーキンググループです。より多くの方の会設立への賛同を得て、社会 からの関心を高めるため、国内外に様々な情報発信および広報活動を行なっていくことを目的としています。 |
具体的な活動 | 賛同者の方々とのコミュニケーション、メディアに向けたプレスリリースの発信、SNSを通じたオープンな対話活動、有益な情報発信やメルマガなどのコンテンツ配信などを行っていきます。イベント WG と連携したイベント企画の広報・マーケティング活動やウェブサイトの更新、英語による情報発進や海外パートナーとの連携活動、レポートおよび出版物の編集・出版も活動の視野に入れています。 |
求める人材 | 各種の編集作業・制作作業を伴うアウトリーチが予定されているため、以下のようなスキルを有し、これらの作業にある程度時間が取れる方。 ・コンテンツ制作が好き/得意であったり、デザインセンスがある。 ・専門的な内容を広く一般 に噛み砕いて文章を執筆する科学コミュニケーションのスキル。 ・目標・成果管理を行うスキル。 ・レポート作成等の事務力。 ・英語力。 |
社会連携WG
目的 | 民間企業所属の方を中心とするメンバー が、その経験やノウハウを活かし、広く科学コミュニティと社会全体との連携及び組織の活動のマネタイズを行います。当面は、科学/科学者と社会の距離を縮め、科学コミュニティと社会の連携を促進する活動が中心となります。将来的には会費、寄付金、イベント収入以外に、会員がコンテンツを作り出し、社会連携 WG がマネタイズする流れを作ることが想定されます。 |
具体的な活動 | 科学コミュニティのシーズと社会のニーズのマッチングや、科学者と企業の共同事業の促進など、科学と社会を結びつける活動。 |
求める人材 | ・民間企業の所属で科学 / 科学者を活用したいと思っていらっしゃる方。 ・新規事業や経営に関わっており、科学に興味がある方。 ・科学コミュニティに属する方で、企業との連携に興味がある方。 |
総合WG
目的 | 日本版 AAAS 設立準備委員会の運営および活動推進に関わる 事業の全般的なサポートを行います。やりたいことが具体的 に決まっていない方、新しいテーマで WG を立ち上げたい方 などの受け皿として、活動に関わりながらやりたいことを見 つけたり、同じ関心をもつメンバーを見つけたりする場とし て使っていただくことを想定しています。 |
具体的な活動 | 設立戦略チームや他のワーキンググループからの要請により、イベント企画運営、広報活動、調査業務、事務局業務などのサポートを行ないます。 |
求める人材 | ・会の運営に興味がある方。 |