第3回公開研究会の開催

日本版AAAS設立準備委員会では、本会のミッションに関連するテーマ(科学技術政策、文理融合連携研究、研究不正、若手研究者問題、非営利組織のガバナンス等)で、委員・賛同者の枠にとらわれず、誰でも参加できる公開研究会を開催させていただいております。

第3回公開研究会では、宗教と科学をテーマに公開研究会を開催させていただきます。

【日程】10月16日(土)13:00-14:30

【場所】Zoom開催

【テーマ】宗教と科学

【報告者】松本佐保(日本大学国際関係学部教授)

【概要】アメリカのキリスト教福音派を事例として、宗教と科学の関係を掘り下げていく。トランプ支持のキリスト教福音派は科学と対立傾向にあり、進化論を信じず、ワクチン接種にも懐疑的である。感染症に対して医学的、公衆衛生的なアドバイスを無視するキリスト教福音派の牧師や信者が後を絶たない。一方カトリック教会は、科学の学位を持つフランシスコ教皇の下、環境問題や医療と宗教の融合を図る政策が推進されてきた。コロナ感染症拡大以降はミサをオンラインで発信、福音派が密になる礼拝を強硬していたのに対してデジタル化をいち早く取り入れた。教皇はワクチンも積極的に接種し、懐疑派の信者に接種を奨励した。この路線はカトリックであるバイデン大統領の選挙戦や就任後のコロナ政策にも反映された。こうしたことの問題点を宗教界における科学の位置づけという観点から考察していきたい。

【パネリスト】
討論 小西一也(浅野中学・高等学校教諭)
討論 くらふつ(福祉施設職員)
司会 大賀哲(九州大学准教授)

【対象】
どなたでもご参加いただけます

【タイムテーブル】
13:00~13:05 冒頭あいさつ
13:05~13:40 報告
13:40~14:00 パネルディスカッション
14:00~14:30 Q&A

参加を希望される方は、下記のリンクより必要事項を御記入の上、お申し込みください。
https://forms.gle/CPaM8FHYdcU3wBq27
・氏名とメールアドレス以外のすべての項目は任意です。当日の運営の参考にさせていただきますので、可能な範囲でお答えいただければと思います。
・ZoomのURLについては、後日メールにてご連絡をさせていただきます。
・研究会についてのお問い合わせは下記担当者までお願いいたします。

公開研究会担当(大賀哲・片桐究)

toruoga0916@gmail.com