JAASキックオフミーティング開催のお知らせ・アンケートのお願い

きたる6月に、JAASキックオフミーティングを開催いたします。法人設立後初めての大きなイベントです。内容については鋭意準備中ですが、日本の科学をもっと元気にすることを目指した様々な企画を予定しております。

つきましては、ぜひ皆様のご意見も頂戴し、企画内容へと反映していきたいと考えております。本記事の最後にアンケートへのリンクを用意しましたので、ご回答いただけると幸いです (当イベントへの参加希望調査やポスター発表希望調査、運営ボランティアメンバーの募集なども兼ねています)。

JAAS の記念すべき第一歩を、皆様とともに踏み出せることを、心より楽しみにしております!

NPO法人設立認証のご報告

日本科学振興協会(JAAS)は、2022年2月9日付で東京都からNPO法人設立の認証を受けることができました。その後の登記申請の手続きも、無事完了いたしました。これをもって、2022年2月22日付けでNPO法人日本科学振興協会(JAAS)が設立されました。ご支援を賜りました皆様に、厚く御礼を申し上げます。

代表の小野悠・馬場基彰より、皆様にご挨拶がございます。

「日本科学振興協会/JAAS」の名称決めから活動・組織づくりまで、日本版AAAS設立準備委員会の委員・賛同者の皆さまはじめ多くの方々とともに取り組み、NPO法人を設立できたこと大変うれしく思います。産声をあげたばかりのJAASをみなさんと共に育て、対話を通じた科学の振興により、より良い社会の実現を目指します。今後ともよろしくお願いします。

小野悠

「まずは団体をつくる」という目標で始まった日本版AAAS設立活動ですが、お陰様で、この目標自体は達成されました。お力添え、ありがとうございました。NPO法人としての設立は、一緒に活動する仲間を見つけられる場、継続して活動していく組織体、社会的な信用などのために最優先でやるべきことであったと信じています。今後やるべきことは、日本の科学をもっと元気にする具体的な活動をJAASとして実施していくことです。皆さまのご参加、ぜひともお願いいたします。

馬場基彰

なお、現在は会員募集のための準備を進めております。
ご入会のお手続き方法等につきましては後日改めてご案内を差し上げる予定ですので、いましばらくお待ちください。

また、2022年6月18日~24日に日本科学振興協会 第1回総会・キックオフミーティングを開催する予定です。こちらについても、近日中に改めてご案内を差し上げます。

今後とも温かいご支援を何卒よろしくお願いいたします。

日本版AAAS設立準備委員会

第5回公開研究会(2月19日)のお知らせ

日本科学振興協会(JAAS 旧・日本版AAAS設立準備委員会)では、本会のミッションに関連するテーマ(科学技術政策、文理融合連携研究、研究不正、若手研究者問題、非営利組織のガバナンス等)で、会員の枠にとらわれず、誰でも参加できる公開研究会を開催させていただいております。

第5回公開研究会は科学教育をテーマとして、理科教育学の観点から科学をどのように教えるのかについて議論を深めていきます。

人文社会系異分野交流会 (1/22) を開催しました!

研究環境改善WG・人文社会系ユニット企画「人文社会系異分野交流会」の開催報告です。

メールやTwitter,Facebookなどを通じてお知らせしていた通り,1月22日(土)に「人文社会系異分野交流会」を開催致しました。合計18名の方にご参加いただき,委員6名を加えた24名で交流いたしました。大学関係者に限らず様々なバックグラウンドの方にご参加いただき,人文社会系科学をとりまく現状について活発な議論が交わされました。

今回のイベントは,参加者間で意見を交換するトーキングセッション(2部)を中心として行いました。1部は「ネットワーキングセッション」とし,各グループで「キャリアパス」あるいは「博士論文・大学院の過ごし方・留学」について自由に語り合い交流するセッションでした。そして2部は「問題抽出セッション」とし,全てのグループが共通のトピック「人文社会系のサイエンスコミュニケーション」について,「人文社会系の研究の魅力を社会に伝えるには?」という問いに沿って話し合い,その後,議論の内容を参加者全員で共有いたしました。それぞれのグループの構成メンバーも多様となり,グループごとに特色ある論点が提出されました。

なお,ここで扱ったトピックは,事前に参加者のみなさまにアンケートをとり,「話し合ってみたい」という希望の多かったトピックでした。

今回は第一回目の開催ということもあり,時間配分や問いの粒度など,運営上の課題もいくつか明らかになりました。しかし,普段なかなか交流することのない,様々なバックグラウンドを持つ方々と,「人文社会系」という大きな括りの元で対話を行い,それぞれの問題意識を共有できたことについては,事後アンケートでもご好評いただいた点であり,確かな手応えを感じております。委員の私たちにとっても大変学びの多いイベントとなりました。心より御礼申し上げます。 今後も同様のイベントの開催を予定しております。皆様のご参加をお待ちしております。

みんなで考えよう!社会と科学の“ありたい姿”(第7~9回意見交換会 開催案内)

技術がますます発展し、世界についての理解がよりいっそう深まる中で、みなさんは、これからの社会にどうあって欲しいと願いますか?100年前を振り返ることで100年後の理想の社会を思い描き、現代を生きる私たちが何をすべきかのヒントを見つけましょう!

どなたでもご参加いただけるオンラインのイベントです。ぜひご参加ください。

社会連携講座第一弾! 社会連携のためのファシリテーション講座

日本版AAAS設立準備委員会では、日本の科学をもっと元気にするための活動を行っております。今回は社会連携講座:社会連携のためのファシリテーション講座のお知らせです。

市民の方と研究者が社会連携や共同研究を進めていく上でどのようなファシリテーションを行うべきか、3回に分けて講座を開催させていただきます。講師は宇野毅明さん(NII)と嶋田一義さん(JST)です。

どなたでもご参加いただけますので、奮ってご参加いただけましたら幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。

人文社会系異分野交流会 ~人文社会系科学の未来のためにみんなで話そう!~

日本版AAAS設立準備委員会・研究環境改善ワーキンググループでは,日本の科学をもっと元気にするために,日本の科学を取り巻く環境・仕組みの改善を目指して活動しています。
その中でも「人文社会系ユニット」では,人文社会系科学の研究環境の問題の抽出や,解決策の模索に取り組んでいます。

このたび,人文社会系ユニットでは,「人文社会系科学の未来のためにみんなで話そう!」と題して,異分野交流会を開催いたします。
人文社会系科学は,大学院への進学者が少なく,さらに大学院進学後の進路が現状かなり限られています。また,研究室のあり方や規模なども,いわゆる「理系」の研究者とは大きく異なる部分があります。そのため,実際に人文社会系科学が抱えている問題の抽出と整理,解決策の模索が急務となっています。
一方で,「人文社会系」といっても,研究の目的や進め方,研究環境において必要なもの,研究評価方法,キャリアパスなどは,分野によって非常に大きな違いもあり,課題も様々です。そのため,人文社会科学系の研究環境を取り巻く課題を解決し,その裾野を広げるには,個々の分野の違いを超えた対話と協働が重要となります。本イベントは,人文社会系科学に関心を持つ方が分野や職位を超えて幅広く交流・対話し,人文社会科学系の研究者の抱える諸問題を抽出し,その解決策を共同で模索することを目的としています。

人文社会系の研究者の方はもちろんのこと,人文社会系の研究や研究者に興味のある方なら,他分野の研究者の方,企業の方など,どなたでもご参加いただけます。
お昼ご飯を片手に,気軽にトークしましょう!みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げます。

10兆円規模の大学ファンドと、それに対する提言案についてのアンケートのお願い

研究関係者の皆さまへ

研究力の低下、博士課程進学者の減少といった課題に対する政策のひとつとして、「10兆円規模の大学ファンド(10兆円ファンド)」と呼ばれる構想(科学技術振興機構に設置)が進められています。政府と財政投融資の枠から拠出された基金の運用益(年間約3,000億円程度の見込み)を大学に投資することになっています。

使途・配分については内閣府の 世界と伍する研究大学専門調査会 で議論されており、数校の特定研究大学に集中的に投資されるというプランが有力であるようです(世界と伍する研究大学の在り方について 最終まとめ骨子(案))。

10兆円ファンド構想に関連して当会の「研究環境改善ワーキンググループ」では提言を出す予定です。現在、提言の内容を検討しておりますが、広くインターネットを介して研究関係者の皆さまにご意見を伺い、できるだけ多くの方々のご意見を反映させた上で、政府関係者の皆さまに向けて提言を行おうということになりました。そこで、10兆円ファンドについて、またこの提言案の中の各項目の内容などについて、皆さまのご意見をうかがうアンケートを実施することとなりました。

現在の提言案はこちら、アンケートはこちらからアクセスできます。

アンケートは、皆さまの属性についての3つの質問(選択式)と、提言案の内容についての7つの質問(選択式)、「世界に伍する研究大学」をどのようにすれば形成できるかについての自由記述の質問1つからなっております。匿名式の回答で、メールアドレスを含む個人情報の取得はありません。

世界と伍する研究大学の在り方について 最終まとめ骨子(案)と、提言案をご一読いただいた上で、ご回答いただけますと幸いです。

いただいた回答は、提言案の改訂に活用させていただくほか、参考資料としてまとめて提言に添付する予定です。

締め切りは、1月10日(月)とさせていただきます。

なお、アンケート開始直後に、本アンケートについて目的の説明が十分とはいえないのではないか、というご指摘をいただきました。本アンケートは、特定の母集団のご意見の分布を正確に把握しようとするための社会調査ではなく、インターネットを介してリーチできる方々を対象とし、提言案の背景・理由をご理解いただいた上で、提言案などについてのご意見をうかがうことを目的として実施しています。今後、この種のアンケートを実施する際には背景や目的の説明を十分に行う予定です。

日本の科学を元気にするために、引き続き忌憚なきご意見をいただけますと幸いです。皆様よろしくお願いいたします。

お問い合わせ先:jaascommittee@gmail.com

新年のご挨拶

日本版AAAS設立準備委員会を応援してくださっている皆様、新年あけましておめでとうございます。
昨年は11月13日に日本科学振興協会(JAAS)の設立準備総会を開催し、12月1日に東京都へNPO法人設立を申請いたしました。
皆様の御協力のおかげで、ついにここまで来ることが出来ました。心より御礼を申し上げます。

第4回公開研究会のお知らせ

日本版AAAS設立準備委員会では、本会のミッションに関連するテーマ(科学技術政策、文理融合連携研究、研究不正、若手研究者問題、非営利組織のガバナンス等)で、委員・賛同者の枠にとらわれず、誰でも参加できる公開研究会を開催させていただいております。

第4回公開研究会では、研究データベース構築をテーマに公開研究会を開催させていただきます。本会のいくつかのWGでデータベースを作ろうとする動きもあり、ニーズマッチングも含めてその際のヒントになる議論ができればと思います。

また第4回公開研究会は、政治社会学会(http://aspos.web.fc2.com/

プラスチックごみ問題~科学に求められる協働を考えよう~(第6回意見交換会 開催案内)

これまで、環境問題の1つであるプラスチックごみの対策に向けては、3R(Reduce、Reuse、Recycle)が呼びかけられてきました。

最近では、レジ袋やプラスチックストローを拒否(Refuse)することが注目されるなど、プラスチックを使う私たち皆の意識改革、社会の変革が必要になってきていると言われ始めています。

環境問題は、問題の本質に人間の利害や不確実性をはらむ、一筋縄では解決できない「厄介な問題(ウィキッド・プロブレム)」とも言われます。

プラスチックごみ問題を解決していくためには、材料や工学、環境などを対象とした狭い意味での科学の研究者だけではなく、市民や社会、また、人々の意識・行動や社会の構造などを対象とした社会学系の研究者などが、しっかりと協働していくことが求められています。

背景知識や思考法が異なる幅広い分野の研究者の間で議論し、さらには、知識や情報のバックグラウンドが異なる市民やNGOも交えて対話し、解決策の優先順位を付け、実行に移していくためには、どのような組織が必要でしょうか?

その際、各メンバーは、どのようなスキルが必要でしょうか?

また、どのような教育・訓練でそのようなスキルを身に付けられるのでしょうか?

少人数のグループでの対話を通じ、プラスチックごみ問題を1つの題材として、環境問題という「厄介な問題」の解決に向けて、多様な人々がどのように協働していけばよいのか、皆で一緒に考えてみましょう!

第3回意見交換会(8月28日)を開催しました!

日本版AAAS設立準備委員の高野です。先日よりメールやTwitterなどを通じてお知らせしていた通り、8月28日(土)に「第3回意見交換会」を開催致しました。一般からご参加頂いた14名の方々に加え委員17名、延べ31名で意見を交換する機会となりました。

第1回の開催では、日本の科学が抱える問題点や、それらを解決するために私たち日本版AAASに出来ることはなにかを、様々な観点から議論しました。多様なご意見を頂き、私たちにとって非常に有意義な機会となりましたが、その一方で、様々なトピックについて議論をしたため、心ゆくまで議論に望めなかったという声も上がりました。そこで今回は話題をある程度限定し、京都大学の宮野公樹さんをお招きして「学際研究」について皆で対話しました。

研究者×科学コミュニケーター より良い協働の仕組みを考えよう(第5回意見交換会 開催案内)

科学コミュニケーターと呼ばれる人達がいます。

科学の専門家(研究者)と一般社会との架け橋となって、相互理解を促していく、現代社会に欠くことのできない存在です。

私たちの生活は科学に大きく支えられていますが、科学と社会との望ましい関係を築くには、一人ひとりが科学について知っていくための手がかりが大切です。ただし、科学について知る機会やメディアは様々で、各自の文化的背景にも大きく影響されます。そのため、研究者と一般社会との架け橋となる、広い意味での科学コミュニケーターが必要不可欠となります。

しかし、科学コミュニケーターの仕事は、社会で十分に認知(評価)されているでしょうか?

研究者は科学コミュニケーターのスキルを十分に活用できているでしょうか?

科学コミュニケーターの人材育成の仕組みは十分でしょうか?

諸外国に比べて日本の科学コミュニケーションにはどういう特徴があるのでしょうか?

少人数のグループでの対話を通じて、研究者と科学コミュニケーターとのより良い協働の仕組みや可能性を、皆で一緒に考えてみましょう!

考えるための取っかかりとして、藤原耕二さんから「数学のジャーナリスト・イン・レジデンス」という取り組みについて話題提供してもらいます。数学に興味のあるジャーナリストなどの方々が、国内の数学教室・研究室に1~2週間滞在し、自由で自主的な取材・勉強をする機会を提供する取り組みです。藤原さんが中心となって2010年から実施され、これまでに延べ50人以上の方が参加し、17の機関が受け入れてきました。参加者は、新聞記者・雑誌編集者・科学ライター・翻訳家・弁護士・カメラマンなど様々です。

話題提供の後、少人数のグループに分かれて1時間ほど対話します。そして、対話する中で見つかった様々なアイデアを、最後にすべての参加者で共有します。得られたアイデアを元に、具体的な活動を日本版AAAS設立準備委員会や近日中にNPO法人申請予定のJAAS(日本科学振興協会)にて実施していきます。

どなたでもご参加いただけるオンラインのイベントです。日本の科学をもっと元気にするためにどうすればよいのか、対話を通じて皆で一緒に考えていきましょう!

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博士課程後のキャリアを考えるオンラインイベント開催のお知らせ

吉野宏志

日本版AAASでは、学生団体BEASTとともに博士課程後のキャリアを考えるオンラインイベントを開催いたします。
日本における博士号取得後のキャリアは非常に不透明です。アカデミアだけでなく民間・官公庁へのキャリアのロールモデルに触れることで、次世代を担う博士人材の方々の可能性が広がることを願っています。
メインターゲットは大学生や大学院生を想定しておりますが、それ以外の方もご興味あればぜひご参加ください。

日本版AAAS 第2回意見交換会開催報告

日本版AAAS設立準備委員の高野です。先日よりメールやTwitterなどを通じてお知らせしていた通り、7月23日(祝・金)に「第2回意見交換会」を開催致しました。一般からご参加頂いた21名の方々に加え委員27名、延べ48名で意見を交換する機会となりました。

前回の開催では、日本の科学が抱える問題点や、それらを解決するために私たち日本版AAASに出来ることはなにかを、様々な観点から議論しました。多様なご意見を頂き、私たちにとって非常に有意義な機会となりましたが、その一方で、様々なトピックについて議論をしたため、心ゆくまで議論に望めなかったという声も上がりました。そこで今回は話題をある程度限定し、大阪大学の標葉隆馬さんをお招きして「第6期科学技術・イノベーション基本計画」について議論しました。

第49回衆議院議員選挙科学技術政策アンケートを科学・政策と社会研究室と共同で実施しています

日本版AAAS設立準備委員会(以下、日本版AAAS)は、一般社団法人 科学・政策と社会研究室(以下、カセイケン)が主催する科学技術政策に関するアンケートに共催として参画し、質問作成などに協力しています。

カセイケンは、前身のNPO時代から国政選挙や各党の代表選挙のたびに科学技術政策についてのアンケートを実施し、来たる第49回衆議院議員選挙に際しても、候補者を出している国政政党にアンケートを送付しました。アンケート結果は、各党からの回答を得られた場合はカセイケンのサイトに掲載いたします。

また、どなたでもお答えいただける一般参加の公開アンケートも用意しています。こちらも投票日前に結果を公開し、各党の政策と比較できるような形で掲載させていただく予定です。

公開アンケートは以下のURLからご回答いただけますので、よろしければ、ぜひご参加ください。
https://www.kaseiken.org/g-election2021/

情報計算化学生物学会(CBI学会)レポート「日本版AAASが日本の科学を元気にする!」

田中智之

情報計算化学生物学会(CBI学会)第425回講演会として、「日本版AAASが日本の科学を元気にする!」というタイトルのもと、オンラインシンポジウムが8月27日に開催されました。
約60名の参加があり、講演終了後のパネルディスカッションでは興味深い話題が取り上げられました。

第3回公開研究会の開催

日本版AAAS設立準備委員会では、本会のミッションに関連するテーマ(科学技術政策、文理融合連携研究、研究不正、若手研究者問題、非営利組織のガバナンス等)で、委員・賛同者の枠にとらわれず、誰でも参加できる公開研究会を開催させていただいております。

第3回公開研究会では、宗教と科学をテーマに公開研究会を開催させていただきます。